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自律神経失調・睡眠不調への鍼灸治療

5 時間前
読了時間: 3分

当院で多くご来院される症状の一つに自律神経失調・睡眠不調があります。

自律神経、睡眠に対する鍼灸治療は当院でも力を入れており、近年様々な研究により治療アプローチ・効果も高まっている事を感じます。


東洋医学から見る「自律神経の乱れ」

東洋医学では、自律神経失調症を「気・血・津液(き・けつ・しんえき)」の調和が崩れ、特定の「経絡」のエネルギーが失調した状態と捉えます。

東洋医学の根本には、生命エネルギーである「気」、組織を滋養する「血」、体内の水分である「津液」がスムーズに体内を巡ることで健康が維持できるという考え方があります。


自律神経の乱れは、主に以下の2つの病態に分類されます。

①気滞(きたい):ストレスによって「気」の流動性が失われ、局所に鬱滞(うったい)した状態。

イライラ、胸脇苦満(脇腹の張り)、梅核気(喉の詰まり感)などが特徴です。

②気虚(ききょ):生命エネルギーそのものが減少した状態。

慢性疲労、不安感、自汗(異常な発汗)、胃腸の機能低下(脾胃虚弱)などが現れます。


鍼灸が不眠・自律神経に与えるメカニズム

ツボに刺激をする事で気血の流れをスムーズにし気滞を改善。

鍼やお灸の刺激は体の内部に自然治癒を促す物質の分泌を促します。

それにより体の回復力(睡眠の質、消化吸収、呼吸の質など)を促し気虚の改善が期待できます。

また、西洋医学的な効果としても以下のものがあげられます。

• 副交感神経の促進

• 血流の改善

• ホルモン・神経伝達物質の調整


主に使われる代表的なツ

• 百会・内関・神門・太衝・三陰交・失眠など

ツボを使ったセルフケア 指圧と呼吸で経絡を整える

• 呼気延長の腹式呼吸:息を吸う時間の「2倍」の時間をかけて、ゆっくり口から息を吐き出します。息を吐く(呼気)時間は迷走神経(副交感神経)が刺激されるため、交感神経の昂ぶりをリセットできます。

• 内関(ないかん / 手厥陰心包経):手首の内側シワから指3本分上。

心(しん)の機能を安定させ、動悸、精神的焦燥感、悪心(吐き気)を鎮めます。

• 太衝(たいしょう / 足の厥陰肝経):足の甲、親指と人差し指の骨が交わる手前のくぼみ。

「肝気」の滞りを去り、イライラ、頭痛、眼精疲労、不眠を改善します。

• 百会(ひゃくえ / 督脈):頭頂部、左右の耳尖を結んだ線と正中線の交差点。

「諸陽の会」と呼ばれ、高ぶった気を引き下げ、自律神経の最高中枢(視床下部)を物理的・エネルギー的にリラックスさせます。


おわりに

お薬の服用と併用して鍼灸治療をされる方、病院との補完治療としてご来院される方など様々なケースで治療のアプローチが可能です。

自律神経や睡眠の問題は体の根幹を成す部分で、暗く深い森の中に1人で彷徨う様な感覚になってしまう事も少なくないと思います。ですが、鍼灸治療や呼吸法など様々な方法が森を安全に抜け出すガイドとなって導いてくれます。ご不安を抱え込んでいる方はとてもお辛い日々を過ごされている事と思います。是非、選択肢の1つにご検討下さい。

自律神経 不眠鍼灸治療ならひのき堂はり灸院
自律神経・不眠治療に対する鍼灸治療 ひのき堂川上はり灸院

 
 
 

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