top of page

主訴​:不眠症 鍼灸治療 ひのき堂川上はり灸院症例

​患者Kさん(30代 男性)

初診2019年3月

​症状 不眠症、寝付きが悪い寝ても些細な音で目覚めてしまう、早朝覚醒

睡眠導入剤を服用しており、服用すると眠れるが、翌日の倦怠感や頭が働かない感覚を改善したくて鍼灸治療を選択。

​脈 弦脈(すじばり)・滑脈(つるつる)

伊那鍼灸治療・箕輪町鍼灸治療ならひのき堂川上はり灸院へ 諏訪・岡谷・辰野からのアクセス良好 伊北インターから車5分。座骨神経痛、脊柱管狭窄、高血圧、不眠、産前産後ケア、不妊治療、小児鍼、姿勢改善など幅広い疾患に対応した東洋医学鍼治療院。 痛くない鍼、

初診時治療

 脈がすじばりを現す弦脈と水っぽいつるつるとした滑脈を感じた。

お腹全体にひきつり感が強く、呼吸が浅い、皮膚のつやもない。

緊張感が強く、敏感な反応なので、治療は刺激を極力抑え、ささない鍼(ていしん)をメインに治療した。

​頭のツボ(興奮を抑えたり、気を落ち着かせてくれる)には3本程、鍼を刺し、足の安眠のツボにじっくりお灸を行った。

2019年3月17日(2度目の治療)

治療をした日と3日目まではよく眠れたよう。

4日目は夜、考え事をして寝付きが悪く、それ以降は寝れたり、寝れなかったり。睡眠導入剤は何日か服用。

前回同様の治療に刺激を少しだけ加えた。

2019年4月27日

睡眠のリズムがとれる事も増えてきた。長期的なものなので自宅でお灸をして頂き、調子を伺う。

2019年4月2日

約2週間で様子を見て頂いた。

睡眠が完全に良い訳ではないが、相対的に平均点が上がった感じ。導入剤は2、3回で済んだ

​寝付きと音で目覚める事は少なくなった。

2019年6月9日

​睡眠導入剤はほとんど使わなくて良くなった。途中で目覚めてもすぐに眠れるようになった。

考察

不眠症 鍼灸治療

まず、睡眠は総合的なものだと言う事が大前提です。

①活動のリズム、質、②精神面ストレス、③入眠までの流れ、④寝室の環境などが睡眠に現れると思います。①〜④の総合点が睡眠と言う事です。

例えば、精神面に大きなストレスをかかえていると他が良くても質の良い睡眠を取ることが出来ません。

逆にストレスが強ければ寝ないと言う選択を体がして当然と思います。危険な状況で熟睡をする動物はいないように、眠る事がそぐわない状態もあるという事を知る必要があります。

Kさんも「眠らなきゃ」と言う焦りが大きかったり、夜に考え事をしてしまう癖があり、寝付きが悪くなったり。初診時の治療では睡眠に対する考え方をよくお話ししました。

不眠に対する鍼灸治療では、陰の気をしっかりさせる事を主眼に治療を行います。

陰の気とは、落ち着かせる作用や日中活動の際に動いた気を元の場所に戻す作用の事です。​足の肝、腎のツボにこの作用が多く含まれています。総合的な面の改善と鍼灸治療がマッチしてくると自然と質の良い睡眠が取れるようになってきます。

  • Facebook Social Icon

【診療時間】

水・木・金・土・日

10:00ー18:00

休診日:月曜日・火曜日

bottom of page