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主訴​:安産・産後ケア 鍼灸治療 ひのき堂川上はり灸院症例

​患者Oさん(38歳 女性)

​症状 定期的に(週1回)当院へ通って頂いていて、妊娠が分かり、通常の治療と合わせて安産、産後ケアを行いたいとの事。

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​脈 緩脈(ゆるみ)・滑脈(ころころ)

伊那鍼灸治療・箕輪町鍼灸治療ならひのき堂川上はり灸院へ 諏訪・岡谷・辰野からのアクセス良好 伊北インターから車5分。座骨神経痛、脊柱管狭窄、高血圧、不眠、産前産後ケア、不妊治療、小児鍼、姿勢改善など幅広い疾患に対応した東洋医学鍼治療院。 痛くない鍼、

2020年8月19日

生理が来ず、婦人科を受診し、妊娠がが発覚。現在妊娠4週。

​極初期なので治療を慎重につわりのケアも加味しながら治療。

2020年9月23日

つわりはほとんど出なかった。

​安定期に入り、一安心かと思うと貧血傾向や切迫早産、甲状腺ホルモンの数値など中期に向けてもまだ気が抜けない。胎児生存率の上がる23週が一つの目標。

2021年1月18日

​23週を超えた。

​一安心だが、胎動が出始め、お腹が膨らみ始める。腰痛、むくみ、気持ちの不安定さ(コロナ禍の)が自覚症状として感じる。

2021年3月30日

​安産のお灸(三陰交)をスタート。自宅でも2日に一回お灸をして頂く。

2021年4月9日

妊娠後期に入った。現在28週。

​妊娠高血圧症が増えてくる時期でもあるため、よくケアをして自宅灸に合谷を足して毎日行うよう指導。

2021年5月10日

​妊娠37週。正期産期間に入っているのでいつ生まれてもおかしくない。治療中にも大きなお腹がぽこぽこ動いている。通常ならビジョップスコアという生まれてくるタイミングの指標を加味してタイミングを計る。ただ、コロナ禍で計画分娩に。出産は5月22日。それ以前でも対応はしてもらえるようだが、産院の状況次第で最悪、転院して生む事もあり得るよう。

2021年7月5日

​産後初来院。分娩はとてもスムーズで、普通分娩で7時間。大きなトラブルなく出産。しかしコロナ禍で立ち会いがなく、とても心細かった、産後のお祝い御膳も黙々と一人で食べました..笑

とお話ししていた。

​産後のケアは腰、骨盤が治療の中心になり、血やエネルギーを消耗して、休みなく子育てが開始する、疲労の回復を助ける治療を行った。

2021年7月22日

​産後、メンタルの不安定​や敏感性、イライラは気の充実、血の充実をサポートする治療で改善を見込める。腰、骨盤の状態も良くなってきた。(初めて出産後、赤ちゃんが来院。とっても元気で活発な男の子。)

考察

安産の鍼灸治療は、特に安産灸(三陰交)が有名で産院でも安産の為に出来る事の一つとしてお灸を推奨しています。当院でも妊娠23週頃(胎動を感じるようになってから)を目安に行っており、効果も期待できるものだと思います。

治療のポイントは緩みと血流にあります。

緩みは副交感神経が優位になり、出産に向け良い状態を作ってくれます。また、血流を促進する事で勢いをつけ出産を進めてくれます。

妊娠期間中は常に何かしらのリスクをかかえ過ごす、とても不安定な期間だと思います。

個体差が大きく、正常な事なのか異常な事なのか判断が難しく、サポートを必要とする事が多いです。鍼灸はとても良いサポーターになれると確信しており、当院でも多くの妊婦さんがご来院されています。

​また、産後のケア(骨盤、痛み、精神面、疲労感など)も(分娩による)気、血の消耗が前提にあり、休む間もなく子育てが開始され、回復に時間がかかってしまいます。

鍼灸治療では気血を養いを助けるツボや治療もあり、

鍼灸を受けていると回復が早く、スムーズだと感じています。

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【診療時間】

水・木・金・土・日

10:00ー18:00

休診日:月曜日・火曜日

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