top of page

胃腸障害と土の関係 (夏に多い疾患

夏に多い疾病の一つに胃腸障害があります。

胃の不快感、吐き気、膨満感、すぐに満腹になる、食欲減退、など

例)胃炎、機能性胃腸障害、拒食症、過敏性腸症候群、潰瘍性大腸炎など


●東洋医学での胃腸の不調について

胃腸の問題は東洋医学では「土」に分類されます。

五行配当では土 (脾・胃)黄色、中央、甘味、湿邪、肌肉、関節、口唇などがあたります。

代表する作用は運化作用(運搬と飲食物を変化させ栄養の元にする)・統血作用(血を血管内にとどめておく)です。

運化作用は消化不良や食欲減退、胃下垂や胃もたれなど

統血作用は不正出血や内出血、傷の治りが悪いなど

五行では湿邪の影響を受けやすく、症状は消化器以外にも肌、関節、口などに出る事が多いとされています。また、粘膜(鼻、喉、目など)に症状が出る事も多いです。

●原因

胃腸が弱い方は普段から食生活を気をつけている事が多いですが、お仕事で会食の機会が多い、家族に合わせて食事をするなど食べるものや食事のリズム、量などを調整できてなく、軽い負担が長期的にかかっていると言うケースは多いです。

もう一つの要因は、ストレス・環境・生活リズムの変化です。

ストレスと言っても様々なタイプのものがあると思いますが、土に影響の大きく及ぼすものは、受け入れられない、消化できない、自分の中に落とし込むことが出来ないなど

同じ事を考えすぎてしまう事も土の気を消耗します。

「考えがまとまらない」と言うのも特徴です。

●当院の治療

鍼灸の治療は胃腸のツボを使う事で胃腸の働きを助ける事と

土と相互的にバランスを取っている金(肺・大腸)と木(肝・胆)、火(心・小腸)など体をチームの働きと捉えて治療を行います。胃腸(土系)のツボのみでなくサポーターの役割のツボを組み合わせ治療する事で治療効果を期待できます。

胃腸疾患に対しての予後は良く、鍼灸治療は効果的な手段だと感じています。

お薬で思うような効果が出ていない方に選択肢の一つとして考えて頂きたいです。ご来院される方にもお薬は効かず、鍼灸治療を選択したと言う方が多く、治療を受けスムーズに症状の改善が感じられ、「あの苦しみは何だったの?」と言う声も少なくないです。

●養生について

・食習慣を見直す

(食べるものや量、食事の回数などは自分にあっているか。)

・考え方、受け止め方などの癖を理解する。(考えすぎは土に影響 など)

・湿邪との関わり方(湿気が体に溜まらないよう発散をしたり、流す事を意識する)


鍼灸治療は大きな病気、問題が起きないよう予防、お薬では効果の出ない症状、病院との併用治療など様々な状況での治療効果が期待できます。

このような症状・状況

でお困りの方は是非選択肢にご検討下さい。



胃腸障害鍼灸治療ならひのき堂川上鍼灸院
胃腸障害鍼灸治療ならひのき堂川上鍼灸院




 
 
 

コメント


  • Facebook Social Icon

【診療時間】

水・木・金・土・日

10:00ー18:00

休診日:月曜日・火曜日

bottom of page